あいまい単語ナンバーワン”as”の真髄を掴み取るための6の用例

 

私は何人かの方から「as が良く分かりません」という質問を頂くことがあるが、

確かにこれは非常に取っ付きにくい単語だ。

 

 

辞書を引くと、例えば以下のように、訳語が載っている。

 

・ ~のように

 

 

・ ~の時に

 

 

・ ~として

 

 

・ ~につれて

 

 

・ ~だけれども

 

 

・ ~したままで

 

 

・ ~になって

 

 

もう、これだけで拒否反応が出てしまう方もいるかもしれない。

 

 

だが、拒否反応が出ても、それで良いのだ。

 

 

むしろ、こんな訳語の暗記は拒否してしまうことが

健全な英語感覚を身につけるためには必要だといえる。

 

 

こちらの記事では、意味を掴むために訳語を参考にすべきと書いたが、

ことasに限っては、訳語を覚えることは、有害にさえなりうる。

 

 

というのも、asの本質は、一つに集約されるので、

その本質を掴んでおけば、どの訳語を当てはめればいいのか迷わなくて済むからだ。

 

 

 

as の意味

 

 

 

実際のところ、as は言葉を並べる「手伝い」をする程度の役割しか持っていない。

 

 

 

as と いうのは、「同時である」とか「一緒である」ことを示して、

言葉を結びつけているだけなのだ。

 

 

 

そこに、どういう意味を見いだすかは、

読み手である人間が勝手にやっているだけであり、as という言葉とは関係ない。

 

 

実例を見てみると、例えば、

 

 

 

 

Sam is as tall as John.   (サムはジョンと同じくらい背が高い。)

 

 

という文がある。

 

 

 

この文を省略しないで書いたとしたら

 

 

 

Sam is as tall as John is tall.

 

 

となる。つまり、

 

 

Sam is tall.
John is tall.

 

 

 

という2つの文を as が結びつけているのだ。その結果、「同じくらいだ」という意味になる。

 

 

他にも

 

 

 

as soon as possible  (できるだけ早く)

 

 

という表現も、「早い」と「できる」を結びつけている。

「早い」ことと「できる」ことを一緒に追求すると 「できるだけ早く」になる。

 

 

 

また as は「~として」とよく訳される。

 

 

例えば as a result で「結果として」だ。

 

 

The company went bankrupt as a result.   (結果として、その会社は倒産した。)

 

 

これは単に、「会社の倒産」と「結果」が一緒だということだ。

 

だから「会社の倒産」が「結果」である、という解釈ができるだけである。

 

 

 

as は非常に曖昧

 

 

as という言葉は非常に曖昧(あいまい)な単語だ。

 

あいまいということ自体が本質であり、厳密な意味を探してはダメなのだ。

 

 

厳密に考えてしまうと、as がわからなくなってしまう。

 

 

訳そうとしてしまうことにより、逆に as の感覚から外れてしまう。

 

 

先ほど列挙したように辞書を引くとたくさんの訳語が載っているが、

本当はas という単語は、「同時だ」「一緒だ」などと述べているだけなのだ。

 

 

asの用例

 

 

 

もう少し as の用例を見てみることにする。

 

 

I’m staying home as it is raining.

 

「家にいる」…「雨が降っている」

いかがだろうか。

 

 

as は、単に結び付けを行なっているだけである。

そして、あなたが勝手に「理由」という関係付けを行なっただけだ。

 
My wife often drinks beer as she cooks dinner.

 

 

「よくビールを飲む」…「料理をする」

 

 

「料理をしながら同時に」という意味合いだと自然に分かるはずだ。

 

 

 

As it grew darker, it became a lot colder.

 

 

「暗くなる」ことと「とても寒くなる」ことが同時だから、

「暗くなるにつれて」ということだ。

 

 

 

I hated vegetables as a child.

 

 

野菜が嫌いなことと子供が同じだから、

「子供の頃に野菜が嫌いだった」ということになる。

 

 

 

He did as I told him.

 

 

彼がしたことと私の言ったことが同じだから、

つまり「私が言ったとおりに行動した」とか「私の指示に従った」ということになる。

 

 

 

I really enjoyed it this morning as it was raining outside.

 

 

「今朝それを楽しんだ」…「外は雨」
外は雨だったけど楽しんだ、という逆接だろう。

 

 

以上、6つの用例を見てきたが、asの真髄が理解できただろうか。

 

 

最後に補足しておく。

 

 

as は並べているだけなので、例えば意味的に「理由」を示していたとしても、

その意味合いはあまり強くはない。(人が勝手に想像しているだけだから。)

 

 

例えば because のような単語なら、論理的な理由、つまり原因と結果がはっきりと表現される。

 

 

I don’t want to go to the zoo today because it is raining.

 

 

この場合には、雨が降っているので 行きたくない、という因果関係が明確になる。

 

 

しかし、as にはそういう明確さはない。

 

 

「理由」にも取れるけど、違う意味にも取れるかもしれない。

そんな曖昧(あいまい)さが残る単語がasなのだ。

 

 

全く同じ文章でも、文脈によって、取られ方が変わることもある。

 

 

最後の例文を再度ご覧いただきたい。

 

I really enjoyed it this morning as it was raining outside.

 

 

普通に考えると「外は雨だったが・・・」という逆接に取れそうだが、

時間的に「外で雨が降っている時に・・・」という解釈も可能でだろうし、

またもしかすると、雨が降っていたからこそ楽しめたという可能性もあるかもしれない。

 

 

 

そんな曖昧な感じでいいのだ。
そのまま、曖昧なままにしておくことが、英語感覚としては正しい。

 

 

 

b4

 

 

 

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社会人向け英語学習に必要な英会話力を引き上げる2つのリーディング鉄板原則

 

 

英会話力を身につけるにあたって、基本となるのは、「真似」る姿勢だ。

 

 

 

英語のプロであるネイティブスピーカーの言葉づかいを正しく理解し、

うまく真似することができれば、自ずと英語という言語をマスターした状態になる。

 

 

 

では、「正しく理解し、うまく真似る」ためには、どうすればいいのか。

 

 

 

その一番の近道が英語という言語のもつ言語感覚を身に付けることだ。

 

 

言語感覚と一口で言っても、掴みどころがないので、

今回は、英語感覚を身につけるための2つの基本となる鉄板原則を紹介する。

 

 

一、日本語に訳してはダメ

 

 

英語をきちんと読めるようになるために、

一番気を付けなければいけないこと、それは日本語訳だ。

いきなりそんなこと言われたって困るかもしれない。

 

 

 

「日本語に訳さないと、しっくりこない。」

 

「日本語に訳して確認しないと、きちんと理解できているのか不安だ」

 

 

 

そんな声が聞こえてくるようだ。

 

 

訳さない方が望ましいんだろうな、とは頭では分かっていても、

結局は日本語に訳してしまう方が日本人の大半ではないだろうか。

 

 

 

だが、ナビゲーターとしてあえて言わせていただくと、
日本語に訳してはいけない。

 

 

 

訳してはダメなのだ。

 

 

 

 

 

「日本語に訳してはダメ」の真意とは?

 

 

 

「英語を日本語に訳す」ことの是非は、実は一言では語ることができない。

 

 

 

うまくバランスを取らないといけない、難しい問題なのだ。

 

しかし、まずは誤解を覚悟してストレートに書かせていただいた。

 
英語を感覚で理解することを一番妨げるのが、

良くない方法での日本語訳だからだ。

 

 

 

「良くない方法での日本語訳」とは、つまりはこういうことだ。

 

 

 

たとえば、日本語を英語に訳すという逆の例だが、次の3つの文を見てほしい。

 
1) 私は10才です。

 
2) 僕は10才だよ。

 

3) 俺は10才だ。

 

 
日本人であるならば、これらの文はそれぞれ含みが違うのは分かるはずだ。

 

 
それでは、これらを1つずつ、英語に訳してみてほしい。

 

 

これを英語に訳してしまうとすべて

 

 
I am 10 years old.

 

 

になってしまう。

 
例えば、日本語を勉強しているアメリカ人がいて、上の3つの文を全部

 

 
I am 10 years old.

 

 
という英語に置き換えて「理解」しようとしていたとする。

 

 
あなたはそれを正しい方法だと思うだろうか?

 

 
3つとも「自分が10才である」という基本的な情報は同じだが、

それ以外にも伝わる事柄(ニュアンスの違いなど)があるはずだ。

 

 
それを無視するのが「訳す」という行為である。

 

 

生き生きとした感覚や、微妙なニュアンスの違いを無情にも切り捨てる行為、それが訳すことなのだ。

 

 

 

逆に英語での例も出しておこう。

 
例えば、「翌週にハワイに飛行機で行く」という状況で、

英語では以下のような3通りの言い方をする。

 
1) I will fly to Hawaii next week.

 

 

2) I am going to fly to Hawaii next week.

 

 

3) I am flying to Hawaii next week.

 

 

 

3通りの表現があるということは、

意味・ニュアンスもそれぞれ違うということだ。

 

 

(1)助動詞の will を使うのが、未来を表現する普通のやり方である。

 
未来のことだから確実ではないが、

高い可能性で「するつもり」だ(もしくは、起こるだろう)ということだ。

 

 
(2)be going to を使うと、「物事が既に動き出している」ようなニュアンスがある。

 
be going to は文字通りには「行く途中」だから、

言われてみればそういう感じがしてくるはずだ。

 

 
動き出しているというのは、

例えば、飛行機のチケットを予約して、ホテルを予約して、フラダンスのディナーショーに申し込んで・・・

 

 

そのような感じで、行くのは来週だが、

もうその準備などが進んでいるのを想像してみていただきたい。

 

 

(3)現在進行形で未来を表すこともできる。

 

 

 
「まだ進行していないのに、なんで現在進行形なの?」

 

 
と思われるかもしれないが、別に難しいことは何もない。

 

 

 

もう既に、やっている気になっているだけだ。

 

 

「来週の今頃はハワイに飛んでいるんだなぁ・・・」 と、

その世界に入り込んでいるような感じだ。

 

 
今の説明で、未来を表わす3つの表現のニュアンスの違いがある程度分かっていただけたのではないかと思う。
しかし、これらの意味を理解しようとして、日本語に訳して全て

 

 

「私は来週ハワイに飛びます。」

 
に置き換えてしまうと、それで「きちんと理解した」と言えるだろうか?

 

 

ネイティブからすれば、生き生きとした感覚や、

微妙なニュアンスの違いを切り捨てたことになるだろう。

 

 
このように、うまく訳すことができない例は山ほどある。

 
例えば、日本に出稼ぎなどで来ている外国人に対して、どうして日本に来たのかを聞きたいとする。

 

 
Why did you come to Japan?

 

 

と聞いても構わないが、これだとイントネーションによっては詰問調になってしまったり、

下手をすると「来なくて良かったのに」というニュアンスを生んでしまうこともある。

 

 
そんなときに

 
What brought you to Japan?

 

 

という聞き方もできる。

 
だが、これは日本語には変換することはおそらくできない。

 
文字通り訳すと「何があなたを日本に連れてきたのか」になってしまうからだ。

 
別にどこの飛行機に乗ったかとか、誰が金を出したとか、

連行されてきたとか、そんなことを聞きたいわけではないはずだ。

 

 
まあ、意味的には「どういうキッカケで日本に来たのか」と訳しておくくらいが丁度良いだろう。

 

 

以上から、「日本語に訳す」ことの限界が見えてきたと思う。

 
では、2つ目の鉄板原則にうつる。

 

 

一、日本語訳を参考しながら、毎回、英文を解釈する

 

 

毎回英文を解釈するとは、毎回英文と向き合うこと。

 

 

例えば get it という表現がある。

 
これは「it を get する」わけですから、状況によって様々な意味で使わる。

 
例えば、ドアを誰かがノックした時に

 

 
I’ll get it

 
といえば、「私が出ます。」ということだろう。

 
人と会話をしていて

 
Did you get it?

 
と言われたとすれば、それは「それを手に入れたか?」ということかもしれないし、

「理解したか?」ということかもしれない。

 

 

文脈に応じて、毎回英文を解釈するとはこういうことだ。

 

 
とはいえ、いくら色々な意味合いに取れるからといって「get it は状況によって様々な意味があるから、

うまく解釈してくれ」とだけ言われても、雲を掴むような話になってしまうだろう。

 

 

従って、うまく解釈できるための手がかりとして、

“get it “の代表的な意味を掴むために、

「理解する」「電話に出る」「手に入れる」などの日本語を介在しておく方が効率的だと考えられる。

 

 

 

このように毎回英文と向き合って、その都度英文を解釈するために、日本語訳を参考にすべきだということがここでの主張となる。

 


英文とビジネスマン
 

あくまで「参考にするために使う」ということが肝だ。

 

 

英文と向き合わずに日本語訳をを読んで分かったような気になること。

 

これをやってしまうと、いつまでたっても英語感覚は身につかないだろう。

 

 

日本語を「うまく使う」ことこそが、大人になってから英語を身に付ける場合には非常に大切なことなのだ。

 

 

ところで、日本語訳を参考にするには、辞書を使うと思うが、ここで以下の点に注意していただきたい。

 

 

英和辞書に書かれているのは、意味ではなく、「訳語」に過ぎない。

 

 
例えば、「water」を英和の辞書で見てみると普通は

 

「水」と載っている。

 

 

しかし、実際には英語の「water」の意味と日本語の「水」の意味は異なる。

water の基本的な意味は「水素と酸素が2対1の割合で化合した液体」(=H2Oの液体)のことだ。

 

 

それだと日本語も同じではないかと思われるかもしれませんが、

日本語だとそこに「温度が高くないこと」という条件が加わる。

温度が高いものは、日本語では「水」ではなく、「お湯」のはずだ。

 

 

英語であれば、温度が高くても hot water(熱いお湯)、

boiling water(沸騰しているお湯)などのように water という言葉を使う。

 

 

でも、英和辞書で water を調べると「水」という言葉が最初に出てくるため、

どうしてもその日本語に引きずられやすいので、注意が必要だ。

 

 
英語を読むときには、英文を毎回解釈する。

 
最初は理解するまでに時間がかかるだろうから、結構大変かもしれない。

 

面倒だからといって、つい日本語に頼りたくもなるかもしれない。

 

 

だが、英語と毎回向き合わないと、それは結局、頭を使っていないことになり、

英語感覚を身につけるところまでなかなか行きつかない。

 

 

英語と毎回向き合うことが非常に大切になってくる。

 

 まとめ

 

以上、リーディング時の鉄板原則

 

 

一、 日本語に訳してはダメ

 

 

一、 日本語訳を参考しながら、毎回、英文を解釈する

 

 

 

この2つを徹底すると、インプットの質が大きくアップし、

その結果、ネイティブの英語を上手に「真似」ることが可能なる。

 

 

そして、それがスピーキングに良いフィードバックを与えるという好循環が生まれる。

社会人向けの英語学習では、この循環作用を上手に活用し、効率のよい英語学習を心がけてほしい。

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there is 構文の本当の意図を理解するための英語の基本ルール

今回は英語の情報処理について知っておいて損はしないルールを一つ紹介する。

 

日本語と英語の情報処理の違いを理解する上で外すことのできないルールの一つに

 

 

【古い情報と新しい情報の区別】

 

がある。

 

結論から言うと

 

英語では新しい情報を後ろに持ってくる傾向がある。

 

 

たとえば、
「彼女は、髪が長い」

 

と言う日本語を英語に訳すとどうなるだろうか。

 

 

たいていの日本人は、

 

Her hair is long.

と訳してしまうのだが、

 

 

通常は、

 

She has long hair.

 

とhaveを使って表現するのが普通なのだ。

 

 

 

「彼女は髪が長い」と言いたいときには、

まず最初に女性のことが話題に上っているはずである。

 

 

 

そうでなければ、「彼女」という言い方はしない。
そして、それまでに髪の毛については話題に上っていない。
つまり、

 

b7_1
という風に、最初に古い情報が来て、

後から新しい情報が出てくるという順番になっている。
いきなり
Her hair is…
と言ってしまうと、ちょっと唐突な感じがしてしまう。
her hair を古い情報として扱っているような印象を与えてしまうからだ。

 

b7_2
仮に、その場がいろんな人の髪の話をしているという状況なのであれば、違和感はない。

 

 

例えば

 

Your hair is bueatiful, isn’t it?”

How about Jane?”

のような会話がなされていれば、

 

Her hair is long.

 

という表現を使っても、問題はない。
この場合には「長い」ということだけが新しい情報になるからだ。

 

 

以上、英語では新しい情報を後ろに持ってくる傾向があるというルールについて説明してみたが、

このルールを英会話で忠実に守ろうとしても、実際のところ、難しいだろう。

 

 

英会話では通じることが優先されるべきであり、ルールにこだわり過ぎた結果、

言葉のキャッチボールがうまくいかないなら、それは本末転倒というものだ。

 

 

 

では、このルールを知っておくことで、得することは何か?

 

 

 

あえて、本稿で説明した理由は、このルールを知っておくと、

ある文法項目を理解する上で役立つからだ。

 

 

there is 構文

 

 

there is 構文は、この情報の新旧のルールで説明がつく。

 

 

there is構文は「ある/いる」を意味するから、

「その犬は公園にいる」ということを言いたくて
There is the dog in the park.

という英文を作ってしまうのが日本人の典型的な間違いだ。
there is構文というのは、

 

 

新しい情報/事実などが「ある/いる」ことを伝える構文なのだ。
「その犬は公園にいる」という場合には、「その犬」というのは古い情報であり、

「公園にいる」ことが新しい情報だから、
The dog is in the park .

 

 

のように表現するのが普通である。
there is構文というのは、例えば「昔々あるところに少年がいました。」などのように、

人やモノが存在することを新しい情報として伝えるための方法なのだ。
「いる/ある」とだけ覚えていては、この文法項目を理解したことにはならない。
Once there was a boy .


新しい情報

 

 

この話に派生して、例えば英語では
To exercise is good.

という英文よりも
It is good to exercise.

という方が好まれる。
これは、以下のようにto以下が長くなった場合に特に顕著だ。
例えば「毎日2リットルの水を飲むのが良い。」と英語で言いたい場合に

 

To drink two liters of water every day is good.

という英作文をすると、十中八九、
It is good to drink two liters of water every day.

に直されるだろう。その理由として、例えば

 

 

「to drink two liters of water every day というのを文頭に持ってくると

『頭でっかち』になってしまって座りが良くないから後ろに持ってくるのだ。」といった説明がされることがある。

 

 

しかし実際のところは単に、新しい情報は後ろに持ってきているだけなのだ。
______________

 

 

英語は新しい情報を後ろに持ってくる傾向がある

 

 

このルールを知っているだけで、質の高いインプットが可能になる。

 

単に覚えるだけの学校英語を卒業し、

 

 

英文法ルールの本当の意図を一つ一つ納得しながら、進めていく英語学習。

 

 

これが社会人英語学習の基本だ。

 

 

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theの80%を理解し、使いこなすためのシンプルかつ便利な解釈の仕方

 

冠詞という品詞は日本語にはないからだろうか、

日本人の英語学習者にとってはなかなか掴みづらい鬼門として扱われることが多い。

 

 

 

言わずと知れた定冠詞”the”をウェブ上の英和辞典で引いた結果、

“the”には10の用法があるようだ。

 

 

b8_the

 

 

この10の用法を都度当てはめて英文解釈していくよりは、

theのコアを掴んだ上でそれを自分なりに応用して解釈していく。

 

 

その方が英会話などのアウトプットへの貢献度は何倍も高くなる。

それこそが受験英語を卒業した社会人が目指すべき英語習得の基本だ。

 

 

本稿では、定冠詞the をサクッと理解するためのコツを紹介する。

 

 

 

 <分かるでしょ?>

 

 

the の意味をひとことで言うと

 

 

 

「分かるでしょ?」

 

 

 

となる。
どういうことかと言うと、

相手の頭の中にあるものを指し示すのが “the”なのだ。

 

 

この<分かるでしょ?>には3種類ある。

 

 

 

 

<先ほど言ったので分かるでしょ?>

 

 

このtheは、すでに出てきた情報を指し示す場合に使われる。

 

 

以下の使い方が典型だ。

 

 

Once there was a boy.

 

The boy played in a park everyday.

 

 

 

最初、a boy は新しい情報だが、それ以降は古い情報になるのでthe boy と定冠詞のtheを使っている。

(heを使ったり、他の言い方ももちろんできる)

 

 

この情報の新旧に関する英語の基本ルールについては、

こちらの記事で解説しているので、参照いただきたい。

 

 

⇒ there is 構文の本当の意図を理解するための英語の基本ルール

 

 

 <状況から分かるでしょ?>

 

 

前もって、言及していなくても、状況から判断して分かるものには、

“the”を使って指し示す。

 

 

 

Where is the bathroom?  (お手洗いはどこですか?)

トイレというのは通常、建物やお店、フロアの中に1つだけ存在するものだ。
お金持ちの方のお宅にお邪魔することがあったら、
Where is a bathroom?

と聞くことにしよう。
バスルームが複数存在する場合には、

その中の1つを使えば良いわけだから、 a bathroomの方が安全だ。

 
Do not look into the sun.    (太陽を見つめていけない。)

 

 

 

ところで、sun という単語の本来の意味をご存知だろうか?
実は、「太陽」ではなく、「恒星」という意味なのだ。

 
地球にいて、「分かるでしょ?」と言われてピンと来る恒星といえば、

地球がその周りを回っている太陽しかない。

 
I want to fly to the moon someday.     (いつの日か月に行ってみたい。)

これも同様だ。

 
moon の本来の意味は「衛星」であり、

地球にいて、「分かるでしょ?」と言われてピンと来る衛星といえば、

地球の周りを回っている月しかないはずだ。

 
なお、例えば火星には衛星が2つ(フォボスとダイモス)あるが、

人類が火星上から
Hey, look at the moon! It’s beautiful.

 

 

などと言っても意味は通じないだろう。

 
Which moon?

と言われてしまう。

 

 

He thinks he is the smartest guy in the room.    (彼は部屋の中で自分が一番頭が良いと思っている。)

 

 

the が2つ出てくるが、「自分がいる部屋」も、

 

「そこで一番頭が良い人間」も、

どちらも何を指しているかが、【状況から考えて】分かるからthe を使っている。

 

 

<常識的に分かるでしょ?>

 

 

総称用法と呼ばれるtheの用法がある。

 
The cat can see in the dark.   (猫は暗闇でも見える。)

 
これは別に

 
Cats can see in the dark.

という言い方もできる(口語ではその方が普通)が、

the catという言い方をすることによって、「猫というものは~」という形で一般化することができる。

 
ここで the cat が意味しているものは、

「常識的に思い浮かべられる猫」なのだ。

 
聞き手の頭の中にある、常識的な「猫」を指しているのがこの the cat とうことだ。

 
Can you play the piano?   (ピアノが弾けますか?)

 

 
The rich are not always happy.   (お金持ちが常に幸せとは限らない。)

 
これらもピアノやお金持ちの人を常識から想像すればOKなのだ。

 

 

________________
さて、非常に簡単に済ませてしまったが、実はtheというのは以上の説明で80%以上カバーできる。

 

b8
ノンネイティブの日本人にとって、英会話で厳密に使い分けることは、

なかなか難しいだろうが、本日のルールはリーディングやリスニングなどのインプット時に意識してほしいポイントの一つだ。

 

 

良質なインプットは、

スピーキングやライティングなどのアウトプットに良い影響を与える。

 

 

 

本質を理解し、例文で応用していく。

 

 

その積み重ねが感覚レベルでの理解につながる。

 

 

感覚レベルで押さえておけば、無意識のうちに美しい英語を使いこなせるようになるはずだ。

 

 

これこそ応用力のあるオトナ社会人に採り入れてほしい学習スタイルだ。

 

 

 

 

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