K/Hシステム>シャドーイングによる英会話力を上達させる実践例

 

今回は、K/Hシステムという英語の勉強法について、取り上げる。

 

 

私自身、留学前からお世話になっている勉強法だが、

その効果の割には、世間にあまり認知されていない印象がある。

 

 

他の雑多な英語学習本やノウハウに埋もれてしまっているのかもしれない。

 

 

 

K/Hシステムを公式ページの言葉を借りて説明すると、

 

 

【 米国のビジネスの現場で勝負する駐在員のために生まれた英語研修プログラム】

 

という名目になっている。

 

 

しかし、駐在員の方の他に、一般の社会人が英会話力を身につける上でも十分その利用の価値はある。

 

 

 

 

 

 

K/Hシステムの狙い

 

 

 

K/Hシステムの狙いは、次の2点に集約される。

 

 

 

同じ文章を繰り返し使うことで、「正しい英語の理解のフォーム」を学ぶこと

 

 

 

そして、すでにもっている英語のアセットを実戦力のある形に活性化し、

これから身に付ける英語については、実戦力のある形で身に付けるための効率的な方法を学ぶ

 

 

 

また、K/Hシステムを実習していく上でキーとなる悩みと原因の5個のパターンを簡単に紹介しておく。

 

 

 

悩み1

文字で見ればわかる単語や表現なのに、

実際のリスニングでそうした語句が聞き取れない。

 

 

原因1

英語の正しい音やリズム(ビート)の体系が習得されておらず、

知っている語句でさえ、予期している音と違うために聞き取れない。

 

_______

 

悩み2

単語自体は聞き取れても、意味がさっと頭に引っかかってこない。

 

 

原因2

単語単位で意味を捉えているために、処理スピードがついていかない。

また、辞書的な硬い訳語で語句を覚えているため、頭に残るイメージとして意味が入ってこない。

 

_________

 

悩み3

聞き取れたわずかな単語を頼りに意味を推察するような聞き方をしているので、

本当に正しい理解をしているのか不安になる。

 

 

原因3

サバイバル英語は身についているものの、それに慣れてしまい、

全ての単語をきちんと聞き取る努力をしなくなってしまった。

「英語の構文」正確につかもうとしなくなっている。

 

_________

 

悩み4

ちょっと文が長くなると、すぐわけが分からなくなる。

 

原因4

レ点を使って漢文を読むような、後ろから戻って理解する英文解釈の方法に慣れてしまっているため、

あと戻りのきかない「音」での聞き取りでは歯が立たない。

 

_________

 

悩み5

だいたいわかるのだが、細かい部分のニュアンスがとれない

 

原因5

英語の話の組立(ロジック構造やそのパターン)を理解していないため、全体の話の流れが見えにくく、

「木を見て森を見ず」の聞き方に陥ってしまっている。

 

________

 

これらの組み合わせを一つ一つ徹底的に克服していくのが、K/Hシステムである。

 

 

パッセージの音声とスクリプト

 

K/Hシステムの入門編に収録されている

おそらく最も有名なパッセージとそのトランスクリプトを参考のために掲載しておく。

 

 

パラグラフ1

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

パラグラフ2

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

パラグラフ3

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

パラグラフ4

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

 

KHシステム入門編のトランスクリプト

 

 

K/Hシステムにおける訓練手順

 

 

1  総合的聞き取り能力の現状把握

 

2  音をつかむ力

 

3  意味をつかむ力

 

4  音と意味の一体化

 

5  高度な英語力を目指した補強訓練

 

 

K/Hシステムのこの基本的なアプローチは、

本当の意味で「使える英語力」を身に付ける唯一の方法といってもよい。

 

 

まず、1 出発点を見極めるための現状把握

 

 

そして、2 英語の音のみにフォーカスした訓練

 

 

この段階で、英単語または英語のかたまり(ゲシュタルト)とそれに対応する音を紐付けるスキルを磨く。

 

 

 

英語特有のリズムやイントネーションに慣れることが目的。

 

 

 

次に、3 英語の意味を自分の中に落としこむ訓練

 

 

聞こえてきた音をイメージや身近な言葉に置き換えて、理解すること。

 

 

 

そういう理解の仕方に慣れること。

 

 

 

最後に、4 音と意味をリンクさせる訓練

 

 

前の2ステップを踏まえて、音から直接、意味に繋げること。

 

 

ここでは、スピーカーのスピードについていくことが主眼となる。

 

 

英語の語順で文頭から意味をつかんでいく。

 

 

英語を英語で理解する感覚を身につける。

 

 

これらのスキルを身に付けることで、

「正しい理解のフォーム」にスピードという要素が加わる。

 

 

 

 

その後は、5 個々のウィークポイントを補強するための個別訓練をこなしていく。

 

 

 

ウィークポイントの例としては、

 

 

監視や単数複数の感覚の強化

 

 

時制の感覚の強化

 

 

構文意識の強化

 

 

英文のロジークパターンの感覚の強化

 

 

などが挙げられる。

 

 

以上、この5ステップがK/Hシステムの基本手順となる。

 

 

そして、これらの訓練の基本となる方法が、「シャドーイング」である。

 

 

シャドーイングとは、簡単にいえば、

テープの音を聞きながら、ほぼ同時にその英語を自分で言いながら、「影」のようについていく作業のことだ。

 

 

例えば、練習中の地声で恐縮だが、

入門編に収録されているパッセージの第二パラグラフをシャドーイングすると、こんな感じになる。

 


 

 

 

上記のサイクルを同じ文章で何度も(数百回)繰り返すことで「正しく英語を理解する回路(フォーム)」が完成していく。

 

 

まさしく「体得」といった感じだ。

 

 

前回解説した30日間英語脳育成プログラムで採用されているアプローチも

基本的には、この経路をたどっている。

 

詳細はこちら

⇒ 30日間英語脳育成プログラムを使って、英語脳を確実に育成する方法

 

以上のことから、

英会話力を身につける方法というのは、結局一つしかないということが言えそうだ。

 

つまり、「現状レベルの把握」⇒「音の識別力とその体得」

⇒「自分の言葉で意味を理解」⇒「音と意味のリンク」⇒「個別補強」

 

という経路である。

 

KHシステムの教材

 

KHシステムから出版されている学習テキストは、以下の様な3種類ある。

 

 

 

公式ページはこちら

 

全てのテキストでKHシステムの理念に基づいた

「正しい英語の理解のフォーム」をインストールするための訓練素材が掲載されている。

 

 

そして全てに共通して、KHシステムが標榜している以下の様なテクニックを駆使することで、

学習者の英語脳を大きくする工夫がなされている。

 

 

 

・シャドーイング

 

 

・リテンション

 

 

・スラッシュ・リーディング/スラッシュ・リスニング

 

 

・やまと言葉落とし

 

 

・ノートテイキング

 

 

・ロジックパターン

 

 

紙面の関係でこれらのK/Hシステムのテクニックの特徴やメリットを全て書くことは難しいが、

 

入門編一冊さえあれば、半年から一年は、英語の学習に事欠かないほど、

密度の濃いメニューが詰まっている。

 

 

将来、長期的な視野で「本当に使える英語力」を身につけたい人は、

是非実際に手に取ってみることを強く勧める。

 

 

 

 

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TOEIC 600点と800点の壁を乗り越えるレベル別訓練法(リスニング編)

 

 

本日は、TOEIC試験対策として、リスニングセクションのレベル別のスコアアップ対策を紹介する。

 

早速だが、例題を数題用意したので、解いていただきたい。

 

 

Part 1 ~ Part 4それぞれから2題ずつの出題だ。

 

 

例題

 

Part 1

(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

 

p1e

 


(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

p1d

 

Part 2

 



(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

 



(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

 

Part3

 



(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

 

41. Why is the man calling?

 

(A) To open an account

(B) To report an error

(C) To plce an order

(D) To return an item

 

42. What does the woman ask for?

 

(A) The man’s name

(B) The date of a purchase

(C) A product code

(D) A delivery location

 

43. What will the man do next?

 

(A) Mail a package

(B) Fax a receipt

(C) Provide an address

(D) Check a catalog

 

 


(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

 

65. What information does the woman say she will loop up?

 

(A) An artist’s name

(B) The dates of an exhibition

(C) A membership policy

(D) The cost of an item

 

66. Why is the man interested in the painting?

 

(A) It shows a famous landmark

(B) He knows the artist personally.

(C) He collects works by the artist.

(D) Its price has been reduced.

 

67. Why does the woman apologize to the man?

 

(A) Her computer is not working.

(B) An artwork is not available immetiately.

(C) A painting has already been sold.

(D) There are no more tickets to an exhibition.

 

 

Part 4

 



(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

 

 

71. What is the report mainly about?

 

(A) A store opening

(B) A school project

(C) A performing art center

(D) A location election

 

72. Who is Eduardo Flores?

 

(A) An actor

(B) A politician

(C) An architect

(D) A teacher

 

73. According to the speake, what will happen in October?

 

(A) A polic will go into effect.

(B) Tickets will go on sale.

(C) A performance will take place.

(D) A class will begin


(コントローラが見えない場合は、こちらからお聞きください。)

 

98. What is Aloria Pharmaceuticals planning to do?

 

(A) Form a partnership with a hospital

(B) Renovate a production facility

(C) Recall a medication

(D) Buy a competing company

 

99. According to Mr.Prez, what is the benefit to the public?

 

(A) Product costs will be reduced.

(B) More jobs will become available.

(C) Doctors will be more knowledgeable.

(D) Better medications will be developed.

 

100. What will some employees be asked to do?

 

(A) Present their research at  a conference

(B) Attend local job fairs

(C) Relocate to another city

(D) Meet with members of the press

 

 

実力判定

 

それぞれの問いに対する解答は、当記事の最後尾に記載したので、早速、答え合わせをしてほしい。

 

いかがだっただろうか。

 

実は今回の出題は、あなたの実力が判定できるように私なりに問題を厳選している。

 

以下のテーブルが実力判定の目安になるので、今回の解答結果を当てはめてみてほしい。

 

一問正解につき、1ポイント得るものとし、Part3とPart4については、それぞれ3つの設問があるので、2問以上正解の場合のみ、1ポイントを得るものとする。

 

 

4ポイント未満  スコア600点未満 (Cクラス)
4ポイント~8ポイント未満  スコア600点~800点未満 (Bクラス)
8ポイント  スコア800点以上 (Aクラス)

リーディングセクションも加味した総合スコアで判定しているため、

おおよその目安になってしまうが、私の経験からは妥当な基準ではないかと思う。

レベル別スコアアップ対策

Cクラス

まずCクラスの方は語彙力音声識別力を徹底的に強化する必要があるだろう。

上の例題のうちPart1の①、Part2の①、Part3の①、Part4の①に出てきた単語は全て守備範囲内に収めるつもりの心づもりで取り組んでほしい。

音声識別力とは、正確に英単語を聴き取る力のことだが、たとえば、Part2①に出てきたpreferという単語。

この単語を正確に聴き取れただろうか。

文字として見たときには知っている単語でも、音で聞いたときに意味を掴めないと、

スコアアップにはつながらない。

音声識別力を鍛えることによって、すでにあるあなたのボキャブラリーも無駄にせずに済むだろう。

Bクラス

 

おそらくBクラスの方が、もっとも多いと考えられる。

 

Bクラスの場合は、基本的な実力は有しているが、難易度が高まると一気に正解率が下がる傾向にある。

 

 

ここで「難易度が高まる」とは、音声速度が速まるという意味で解釈してほしい。

 

 

音声速度が速まったことにより、音声識別力が鈍化し、知っている単語であっても、聴き損ねてしまうのだ。

 

たとえば、Part3②のown(所有する)やPar4②のallowやmoveは、きちんと掴めただろうか。

 

固有名詞は、正確に聴き取る必要はない(←固有名詞だとうことが分かればOK)が、

スピード耐性を強化していくと一気にスコアがアップしていくだろう。

 

Aクラス

 

このクラスに到達してからのスコアアップは、経験上、相当シビアだ

 

英語の語彙力の強化に加え、英語の情報処理スピードを上げていくしかない。

 

そのためには、ひたすら英語の音声に脳を馴染ませていくことが有効だが、注意していただきたことは、インプットの仕方だ。

 

普段、英語をインプットするときに、「英語感覚」という感覚を大事にしてほしい。

 

そうすることで、「先を予測する力」が身につき、情報処理スピードがどんどん上がっていく。

 

英語感覚については、当ブログの「英語感覚」のカテゴリーに各種記事を投稿したので、参照してほしい。

 

 

おススメ訓練法

 

 

語彙力

 

語彙力の底上げには、基本的にTOEIC向けの単語集を使うのが、もっとも効率が良い。

 

 

私が勧める単語集は、こちらの2冊だ。

 

TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー [ Educational Testing ]

 

 

TOEIC test英単語スピードマスター [ 成重寿 ]

音声識別力

音声識別力の強化には、まずは、なんといっても「ディクテーション」だ。

 

ディクテーションの正しいやり方やサンプル音声による練習方法について、

興味ある方は、こちらの記事に解説したので、参考にしてほしい。

 

また、ディクテーションにプラスして、私がお勧めする音声識別に特化した教材もあるので、

こちらのページからその詳細を確認してもらえればと思う。

 

リスニングパワー 教材レビュー記事

 

 スピードへの対応

 

最後に、スピードへの対応だが、先ほど紹介した「英語感覚の育成」という方法のほかに、「英語リズムへの適応」という方法もある。

 

 

英文独特のリズムにカラダや思考を慣らしていくことで、耳から入ってくる音声をリズムよく消化していけるようになるのだ。

 

 

この方法の有効性やリズム感覚を身につける方法に興味のある方は、こちらのページが参考になるだろう。

 

UDA式30音英語リズム レビュー記事

 

 

_______

 

以上、TOEICのレベル別対策法についての解説だったが、いかがだろうか。

 

とりわけ、忙しい社会人の方にとっては、必要なことだけをこなして、卒なくスコアアップを図りたいものだ。

 

そのためには、まずは、自分の実力を知ることから始めてみよう。

 

何か気になる点や腑に落ちない点があれば、気軽に問い合わせていただければと思う。

 

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