【今年もよろしくお願いします】から紐解く発信型英語のコツ

 

 

今年もよろしくお願いしますという表現を英訳しようとすると、

なかなか骨が折れるのではないだろうか。

 

 

 

しかし、日本人ならば、年初の挨拶で「今年もよろしく」という気持ちを伝えたいとうのは、

当然の感情だ。

 

 

 

仮に、外国人の友人に送る年賀状で

「今年もよろしくお願いします。」という意味のメッセージを添えたい場合、

あなたなら、どう書くだろうか。

 

 

 

 

辞書やgoogleなどの検索エンジンで調べていくと、

大概、以下のような表現が見つかる。

 

 

 

I look forward to  seeing  you again this year.

 

 

I’ll hope we will have fun together.

 

 

 

適当な訳が見つかって、安心するのはいいが、

よくよく吟味するとこの問題には英語の発信力を磨く上で意外と大きな課題が隠れている。

 

 

 

曖昧な日本語を英語に訳すためには

 

 

「よろしく」という言葉を英語にしにくいのは、

「何を頼んでいるのか?」が曖昧だからだ。

 

 

 

通常の日本人であれば、

「今年もよろしくお願いします」と言われたら

「何をよろしくお願いしたいの?」と疑問に思うことはまずないだろう。

 

 

 

「よろしくお願いします」という曖昧な表現で通ってしまうのが、

日本の文化なのだ。

 

 

 

 

従って、英語で「今年もよろしく」ということを言いたいのであれば、

その日本語に含まれている「曖昧さ」を取り除くために

「何をよろしくお願いしたいのか」を明確にしないといけないのだ。

 

 

 

 

つまり、どのような動作や行為が隠れているのかを明確する必要がある。

 

 

 

例えば、

 

 

今年もたくさん楽しい時間を過ごしましょう

 

 

今年も遊びに来てください。

 

 

今年もいろいろと教えて下さい。

 

 

今年も一緒に仕事ができるのが楽しみです。

 

 

今年も一緒に飲みましょう。

 

 

 

などなど、どんな動作・行為なのかを具体的に考えるみることが大事だ。

 

 

 

英語という言語では、動作を表現することが非常に大切である。

 

 

それは、動詞が英文の骨格を決めるという英語の性質を踏まえれば当たり前のことだが、

この点を意識するだけでも格段に英語が出やすくなるはずだ。

 

 

 

社会人英語は、このように頭を少し捻ることで

どんどん発信型の英語力が高まっていく。

 

 

 曖昧な日本語の例

 

 

「今年もよろしくお願いします。」の他にも、

英語に訳しづらいあいまいな日本語は、たくさんある。

 

 

 

諺などは、その最たる例だが、

 

 

 

例えば

 

 

「彼は冷静だ。」

 

 

 

という日本語はどうだろうか。

 

 

 

He is calm.

 

 

He is a calm person.

 

 

などと言えるが、仮にここで“calm”という形容詞をどうしても思い付かなかったら、どう言うべきか。

 

 

この場合は、「彼は冷静だ」という日本語を別の日本語で言い換えてから、

英訳することが一つのポイントになるが、

(このポイントについての記事は、暗記だけでは英語を話せるようになれない3つの理由 の最後の部分)

言い換える際に、彼の動作や行為を考えみることが大事になる。

 

 

 

 

「彼は冷静だ。」という発言の裏には、彼の何らかの行動があるということだ。

 

 

 

「彼が冷静だ。」と人から言われるような、そういう何らかの行為があるはすだ。

 

 

 

 

例えば、

 

 

人前で感情を顕にするようなことがない

 

 

いつも行動する前にしっかりと考えている

 

 

大きな地震があったのに1人だけ動じなかった

 

 

といったことがあり、それが元で「彼は冷静だ。」という発言に繋がっている。

 

 

従って、「彼は冷静だ」という日本語は、例えば、

 

 

He doesn’t show emotions very often.

(感情を出すことがあまりない。)

 

 

 

He thinks before he acts.

(行動する前に考える。)

 

 

 

He acted as if nothing had happened.

(何事もなかったかのような振る舞った。)

 

 

など、多様な英語で表現できる。

 

 

 

 

 

「冷静」などといった言葉は、非常に便利ではあるが、

そういった言葉に頼ってばかりいると、本当の表現力はなかなか身につかない。

 

 

 

「冷静」という言葉は、便利であるがゆえに、非常に曖昧な方言でもある。

 

 

 

英語で表現力を身につけ、そして発信型の英語力を強化していくためには、

「具体的な動作」を表現する力をつけることが大事だと思う。

 

 

 

もちろん、そのためには、英語の動詞がもつ語義やコアとなるイメージを

一つ一つ押さえなければいけない。

 

 

日本語と英語を一対一の対応で覚えるのではなく、

多対多の視点で、柔軟な発想力をつけることが社会人向け英語学習の柱となるだろう。

 

 

 

他、英語動詞に関する重要なポイントは以下の記事にまとめたので、参考にしてほしい。

 

句動詞put on の使い方から暴く社会人向け英語学習の例

 

 

動詞に宿るダイナミックさをじっくり感じてもらうための2つの例文

 

 

 

 

 

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あいまい単語ナンバーワン”as”の真髄を掴み取るための6の用例

 

私は何人かの方から「as が良く分かりません」という質問を頂くことがあるが、

確かにこれは非常に取っ付きにくい単語だ。

 

 

辞書を引くと、例えば以下のように、訳語が載っている。

 

・ ~のように

 

 

・ ~の時に

 

 

・ ~として

 

 

・ ~につれて

 

 

・ ~だけれども

 

 

・ ~したままで

 

 

・ ~になって

 

 

もう、これだけで拒否反応が出てしまう方もいるかもしれない。

 

 

だが、拒否反応が出ても、それで良いのだ。

 

 

むしろ、こんな訳語の暗記は拒否してしまうことが

健全な英語感覚を身につけるためには必要だといえる。

 

 

こちらの記事では、意味を掴むために訳語を参考にすべきと書いたが、

ことasに限っては、訳語を覚えることは、有害にさえなりうる。

 

 

というのも、asの本質は、一つに集約されるので、

その本質を掴んでおけば、どの訳語を当てはめればいいのか迷わなくて済むからだ。

 

 

 

as の意味

 

 

 

実際のところ、as は言葉を並べる「手伝い」をする程度の役割しか持っていない。

 

 

 

as と いうのは、「同時である」とか「一緒である」ことを示して、

言葉を結びつけているだけなのだ。

 

 

 

そこに、どういう意味を見いだすかは、

読み手である人間が勝手にやっているだけであり、as という言葉とは関係ない。

 

 

実例を見てみると、例えば、

 

 

 

 

Sam is as tall as John.   (サムはジョンと同じくらい背が高い。)

 

 

という文がある。

 

 

 

この文を省略しないで書いたとしたら

 

 

 

Sam is as tall as John is tall.

 

 

となる。つまり、

 

 

Sam is tall.
John is tall.

 

 

 

という2つの文を as が結びつけているのだ。その結果、「同じくらいだ」という意味になる。

 

 

他にも

 

 

 

as soon as possible  (できるだけ早く)

 

 

という表現も、「早い」と「できる」を結びつけている。

「早い」ことと「できる」ことを一緒に追求すると 「できるだけ早く」になる。

 

 

 

また as は「~として」とよく訳される。

 

 

例えば as a result で「結果として」だ。

 

 

The company went bankrupt as a result.   (結果として、その会社は倒産した。)

 

 

これは単に、「会社の倒産」と「結果」が一緒だということだ。

 

だから「会社の倒産」が「結果」である、という解釈ができるだけである。

 

 

 

as は非常に曖昧

 

 

as という言葉は非常に曖昧(あいまい)な単語だ。

 

あいまいということ自体が本質であり、厳密な意味を探してはダメなのだ。

 

 

厳密に考えてしまうと、as がわからなくなってしまう。

 

 

訳そうとしてしまうことにより、逆に as の感覚から外れてしまう。

 

 

先ほど列挙したように辞書を引くとたくさんの訳語が載っているが、

本当はas という単語は、「同時だ」「一緒だ」などと述べているだけなのだ。

 

 

asの用例

 

 

 

もう少し as の用例を見てみることにする。

 

 

I’m staying home as it is raining.

 

「家にいる」…「雨が降っている」

いかがだろうか。

 

 

as は、単に結び付けを行なっているだけである。

そして、あなたが勝手に「理由」という関係付けを行なっただけだ。

 
My wife often drinks beer as she cooks dinner.

 

 

「よくビールを飲む」…「料理をする」

 

 

「料理をしながら同時に」という意味合いだと自然に分かるはずだ。

 

 

 

As it grew darker, it became a lot colder.

 

 

「暗くなる」ことと「とても寒くなる」ことが同時だから、

「暗くなるにつれて」ということだ。

 

 

 

I hated vegetables as a child.

 

 

野菜が嫌いなことと子供が同じだから、

「子供の頃に野菜が嫌いだった」ということになる。

 

 

 

He did as I told him.

 

 

彼がしたことと私の言ったことが同じだから、

つまり「私が言ったとおりに行動した」とか「私の指示に従った」ということになる。

 

 

 

I really enjoyed it this morning as it was raining outside.

 

 

「今朝それを楽しんだ」…「外は雨」
外は雨だったけど楽しんだ、という逆接だろう。

 

 

以上、6つの用例を見てきたが、asの真髄が理解できただろうか。

 

 

最後に補足しておく。

 

 

as は並べているだけなので、例えば意味的に「理由」を示していたとしても、

その意味合いはあまり強くはない。(人が勝手に想像しているだけだから。)

 

 

例えば because のような単語なら、論理的な理由、つまり原因と結果がはっきりと表現される。

 

 

I don’t want to go to the zoo today because it is raining.

 

 

この場合には、雨が降っているので 行きたくない、という因果関係が明確になる。

 

 

しかし、as にはそういう明確さはない。

 

 

「理由」にも取れるけど、違う意味にも取れるかもしれない。

そんな曖昧(あいまい)さが残る単語がasなのだ。

 

 

全く同じ文章でも、文脈によって、取られ方が変わることもある。

 

 

最後の例文を再度ご覧いただきたい。

 

I really enjoyed it this morning as it was raining outside.

 

 

普通に考えると「外は雨だったが・・・」という逆接に取れそうだが、

時間的に「外で雨が降っている時に・・・」という解釈も可能でだろうし、

またもしかすると、雨が降っていたからこそ楽しめたという可能性もあるかもしれない。

 

 

 

そんな曖昧な感じでいいのだ。
そのまま、曖昧なままにしておくことが、英語感覚としては正しい。

 

 

 

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