まず日本語を言い換えろ! ― 発信型英会話の2つの言い換えテクニック ―

 

言いたい英語がどうしても口から出てこないときのテクニックの一つとして、

 

英語に変換する前の日本語を言い直すというテクニックを以前の記事で紹介した。

 

この記事の後半の部分

 

⇒ 英文暗記だけでは英語を話せるようにならない3つの理由

 

 

 

 

さらに発信型英語のコツについて以下の記事で

その日本文に含まれる動作を意識することの有用性について紹介した。

 

 

【今年もよろしくお願いします】から紐解く発信型英語のコツ

 

 

 

この2記事を踏まえて、

 

本日は、【日本語⇒日本語】の言い換えを実践していく上で、

実用的なテクニックを2点紹介する。

 

 

 

一つの日本語に拘らない柔軟性を持つことについて考えてみてほしい。

 

 

 

視点の切り替え

 

 

視点の切り替えと言われても、

よくわからないと思うので、例を上げて説明する。

 

 

 

次の日本文を英訳してください。

 

 

 

「(電話の話し相手に対して)友人に代わります。」

 

 

 

 

・・・・

 

 

I’ll put my friend on the phone.

コントローラーが見えない場合はこちら

 
首尾よくこのフレーズにありつけただろうか。

 

 

 

実際のところ、瞬時にこの表現を口に出すことは、意外と難しい。

 

 

 

仮に、この表現がどうしても浮かばなかったら、

あなたは、なんて言うだろうか。

 

 

 

もちろん、change やswitchという動詞を上手に使って、

その場凌ぎをすることもできるかもしれない。

 

 

しかし、ここで一つのテクニックとして、

「視点の切り替え」を使ってみよう。

 

 

 

 

例えば、

 

 

 

「友人が話します!」

 

 

といって、主語を「友人」にすることで、一気に日本語を読み替えることができる。

 

 

すると、

 

 

 

My friend wants to talk to you.

 

 

とすんなり言える。

 

この場合の視点の切り替えとは、つまり主語の切替だ。

 

 

 

 

英会話において、この「視点を切り替える」というテクニックは、

非常に実戦向きだ。

 

 

もし、これが母国語の日本語であれば、

思いついた表現をそのまま使えばいいのだから、特に問題はならない。

 

 

 

しかし、不自由のある英語の場合には、どうしても動詞が出てこないなど、

思い通りに言葉が使えないおそれがある。

 

 

 

その時、「視点の切り替え」ということを意識すると、

一気に問題が解決することがある。

 

 

 

 

例えば、

 

 

「それは汚かった」

 

 

と言いたいとする。

 

 

 

どうしてもdirtyという言葉が思い出せない場合、

早速「視点を切り替え」てみよう。

 

 

 

すると、

 

 

It wasn’t clean.

コントローラーが見えない場合はこちら

 

 

I didn’t want to stay there.

コントローラーが見えない場合はこちら

 

 

などの別の表現が浮かびやすくなる。

 

 

一つの日本語に拘らないことがここでのキーポイントとなる。

 

 

 

社会人としての豊富な日本語のデータベースが既にあるわけだから、

その知識のデータベースを是非積極的に活用してみよう。

 

 

 

 

 

日本語を噛み砕く

 

 

早速、例を出す。

 

 

 

彼はしたたかな人だ。

 

 

 

直訳すると、

 

He is sturdy.


コントローラーが見えない場合はこちら

 

 

He is formidable.

コントローラーが見えない場合はこちら

 
となるが、果たして本当にこれでよいのか?

 

 

 

答えは、Noだ。

 

 

 

ここでの問題は、単語が難しすぎるということ。

 

 

 

まず、こういった単語は、辞典を引くか、暗記していない限り、

普通は出てこない。

 

 

 

「したたか」と言いたいときにこの単語がうまく思い出せなかったら、

そこでゲームオーバーだ。

 

 

 

また、仮にうまく思い出すことができたとして、”He is sturdy.”といえたとする。

 

 

 

 

 

でも、相手もノンネイティブで、sturdyという単語を知らなかったら、

どうなるだろうか。

 

 

 

He  is …. what?

 

 

 

という受け答えになってしまうのがオチだ。

 

 

結局、その日本語に対応する英語の言葉を機械的に探してしまうと、

単純なことなら言えるけど、難しくなると途端に何も言えなくなる。

 

 

 

また、思考も硬直化しやすくなる。

 

 

思考が硬直化してしまう原因は、

 

 

「日本語の単語」 ⇒ 「英語の単語」

 

 

というように1対1で変換しようとしているからだ。

 

 

実際のところ、日本語の単語と英語の単語は1対1では対応していない。

 

 

 

例えば「背中」は英語でいうとbackだが、

「腰」のあたりも英語ではbackだ。

 

 

 

日本語と英語を1対1で対応させることがダメなわけではなく、

そうすると、思考が硬直化しやすいから注意すべきだということを言っておきたい。

 

 

ここでの解法テクニックが、「言葉を噛み砕く」だ。

 

 

日本語⇒英語と対応指せる前に

一旦言葉を噛み砕いてほしい。

 

 

 

噛み砕く際のポイントが、

小学生でも分かる程度に噛み砕くことだ。

 

 

 

「彼はしたたかな人だ」を小学生でも分かる程度に噛み砕くと、

 

「彼は、手強い」

 

「彼は、とても叶わない」

 

 

などとなる。

 

 

 

噛み砕いた上で、

 

 

 

He is very strong.

コントローラーが見えない場合はこちら
He is unbeatable.

コントローラーが見えない場合はこちら
などと表現できる。

 

 

 

 

もう一題、例を出す。

 

 

 

彼女はオタクだ。

 

 

 

otakuは、既にローマ字で英語になっているようだが、

仮にotakuというワードを知らない人に対しては、

別の言葉で言い換えるしか無い。

 

 

 

geekという用語もあるが、日本児ではなかなか思いつかない人も多いだろう。

 

 

 

オタクを噛み砕くときは、オタクの対象を意識するとよい。

 

 

 

何に対して、オタクなのか

 

 

例えば、

 

 

漫画オタクなら、

 

 

 

She likes reading manga too much.

コントローラーが見えない場合はこちら

 

 

 

She is enthusiastic  about manga.

コントローラーが見えない場合はこちら

 

 

 

などと表現できる。

 

 

 

オタクのニュアンスがうまく表現できていないかもしれない。

 

それでも、フリーズや無言になってしまうよりマシだ。

 

 

 

言葉のニュアンスも含めて100%英語で伝えることは、

英語に相当熟達しない限り厳しいので、最初はきっぱり諦めたほうがよい。

 

 

 

この潔さも英語の発信力を磨く上で欠かせないコツの一つだ。

 

 

 

 

 

 


発信型英語のコツ
 

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100%シャドーイング実践例 -英語のビート感覚を身につけるための4つのポイント-

 

 

前稿でKHシステムの基本的アプローチ(以下参照)について説明したが、

今回はそのうち「音をつかむ」ステップについて、さらに詳しく説明しておく。

 

 


KHシステムの基本アプローチ
 

今から説明することは、KHシステム独特のアプローチであり、

多くの英語学習者にとって、新しい気づきになると思う。

 

 

 100%シャドーイング

 

 

音をつかむステップでも、基本となる練習法は、やはりシャドーイングとなる。

 

 

 

シャドーイングについては、前稿(K/Hシステム>シャドーイングによる英会話力を上達させる実践例)を参照。

 

 

KHシステムでは、【音にフォーカスしたシャドーイング】を

 

100%シャドーイングと呼んでいる。

 

 

 

つまり、100%ミスなく、正確にシャドーイングすることが目的となる。

 

 

100%シャドーイングをするにあたって、

4つのポイントがあるので、順に説明していく。

 

 

 

 

 

 

 

英語のビート感覚

 

ビートとは、【拍】のことである。

 

 

英語には、日本語と異なるビート感覚があり、

その忠実な再現がまず最初のポイントとなる。

 

 

 

日本語は、各音節(シラブル)に1つずつビートを入れる

シラブルタイミングの言葉である。

 

 

 

一方、英語は、意味のまとまりごとにストレスを置くため、

ビートも各ストレスに置かれる。

 

 

 

このことから、英語は、ストレスタイミングの言葉といえる。

 

 

以上の言葉の性質の違いについては、

以下の記事にある【英語の言語としての性質】のセクションに、具体例を交えて説明してあるので、

適宜参考にしてほしい。

 

 

リスニングスキルを確実にアップさせる正しいディクテーション3条件

 

 

日本語と英語のビート感覚の違いを具体的な音声で示すとこうなる。

 

 

ビートの置き方が日本語式の例

コントローラーが見えない場合はこちら

 

ビートがストレスに置かれる英語式の例

コントローラーが見えない場合はこちら
 

高橋の発音

コントローラーが見えない場合はこちら
 

 

英語のビート感覚を掴むことができれば、

音の聞き取りスキルも伸びていくと思われる。

 

 

自分の耳がビート感覚を覚えることで、

耳の適応力が向上するためだ。

 

 

 

英語のストレスアクセント

 

 

ビート(拍)を入れるときは、音の高低ではなく、強弱を意識しながら入れる。

 

 

 

言葉では分かりにくいと思うので、テキストの収録音声と私の練習音声を載せておく。

 

 

 

音の高低にストレスがある例(悪い例)

コントローラーが見えない場合はこちら
音の強弱にストレスがある例(良い例)

コントローラーが見えない場合はこちら
高橋の発音

コントローラーが見えない場合はこちら
 

 

こうして聞いてみると、その違いがはっきり分かると思う。

 

 

子音からストレスを入れる

 

母音にストレスを入れる日本語を話してる立場からすれば、

気づきにくい点かもしれない。

 

 

英語の場合は、母音にストレスをいれてしまうと、

正しい英語の発音にならない。

 

 

 

母音の前の子音からストレスをズバっといれ、

切れ味の鋭いリズムにする。

 

 

具体的には、こんな感じだ。

 

 

 

母音にストレスがある例

コントローラーが見えない場合はこちら
子音にストレスがある例

コントローラーが見えない場合はこちら
高橋の発音

コントローラーが見えない場合はこちら

 

 
ビート(ストレス)の入っていない音節で力を【すぅーと抜く】という感覚で喋ればよい。

 

 

ゴムが伸び縮みするような感覚だ。

 

 

子音からストレスを入れる感覚を身につける目的は、

英語らしい発声というよりは、リスニング時の対応能力を高めることの方に重きが置かれる。

 

 

 

ストレスの入らいない音節の発音の仕方

 

英語は、意味のまとまり毎にストレスを置くという性質上、

日本語に比べ、ストレスの入らない音節の割合が圧倒的に多い。

 

 

その事実を踏まえて、ストレスの入らない音節では、力を抜くのが通常だ。

 

 

つまり、母音の大部分は、あいまい母音(【え】と【あ】の混ざった音)に変化する。

 

 

具体例

 

 

あいまい母音になっていない例(全ての母音をはっきり発音している例)

コントローラーが見えない場合はこちら
あいまい母音化に成功している例

コントローラーが見えない場合はこちら
高橋の発音

コントローラーが見えない場合はこちら

 

 

いかがだろうか。

 

あいまい母音の違いに気づくだろうか。

 

 

 

 

 

 

100%シャドーイングをする時は、この4点を踏まえることがポイントになる。

 

 

この英語独特のリズムを自分のモノとすれば、

話すときもストレートに伝わりやすくなるし、

そして何より、聞き取り時もより正確に聞き取ることができる。

 

 

 

シャドーイングをする時は、ポイントを理屈で理解した後、

反復練習で体に覚えさせる。

 

 

 

スポーツや運動でいうところの【体得】と言ったニュアンスに近い。

 

 

 

このリズム感覚を徹底的に補強したい方は、こちらの教材もお勧めだ。

 

 

UDA式30音英語リズム

 

 

 

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K/Hシステム>シャドーイングによる英会話力を上達させる実践例

 

今回は、K/Hシステムという英語の勉強法について、取り上げる。

 

 

私自身、留学前からお世話になっている勉強法だが、

その効果の割には、世間にあまり認知されていない印象がある。

 

 

他の雑多な英語学習本やノウハウに埋もれてしまっているのかもしれない。

 

 

 

K/Hシステムを公式ページの言葉を借りて説明すると、

 

 

【 米国のビジネスの現場で勝負する駐在員のために生まれた英語研修プログラム】

 

という名目になっている。

 

 

しかし、駐在員の方の他に、一般の社会人が英会話力を身につける上でも十分その利用の価値はある。

 

 

 

 

 

 

K/Hシステムの狙い

 

 

 

K/Hシステムの狙いは、次の2点に集約される。

 

 

 

同じ文章を繰り返し使うことで、「正しい英語の理解のフォーム」を学ぶこと

 

 

 

そして、すでにもっている英語のアセットを実戦力のある形に活性化し、

これから身に付ける英語については、実戦力のある形で身に付けるための効率的な方法を学ぶ

 

 

 

また、K/Hシステムを実習していく上でキーとなる悩みと原因の5個のパターンを簡単に紹介しておく。

 

 

 

悩み1

文字で見ればわかる単語や表現なのに、

実際のリスニングでそうした語句が聞き取れない。

 

 

原因1

英語の正しい音やリズム(ビート)の体系が習得されておらず、

知っている語句でさえ、予期している音と違うために聞き取れない。

 

_______

 

悩み2

単語自体は聞き取れても、意味がさっと頭に引っかかってこない。

 

 

原因2

単語単位で意味を捉えているために、処理スピードがついていかない。

また、辞書的な硬い訳語で語句を覚えているため、頭に残るイメージとして意味が入ってこない。

 

_________

 

悩み3

聞き取れたわずかな単語を頼りに意味を推察するような聞き方をしているので、

本当に正しい理解をしているのか不安になる。

 

 

原因3

サバイバル英語は身についているものの、それに慣れてしまい、

全ての単語をきちんと聞き取る努力をしなくなってしまった。

「英語の構文」正確につかもうとしなくなっている。

 

_________

 

悩み4

ちょっと文が長くなると、すぐわけが分からなくなる。

 

原因4

レ点を使って漢文を読むような、後ろから戻って理解する英文解釈の方法に慣れてしまっているため、

あと戻りのきかない「音」での聞き取りでは歯が立たない。

 

_________

 

悩み5

だいたいわかるのだが、細かい部分のニュアンスがとれない

 

原因5

英語の話の組立(ロジック構造やそのパターン)を理解していないため、全体の話の流れが見えにくく、

「木を見て森を見ず」の聞き方に陥ってしまっている。

 

________

 

これらの組み合わせを一つ一つ徹底的に克服していくのが、K/Hシステムである。

 

 

パッセージの音声とスクリプト

 

K/Hシステムの入門編に収録されている

おそらく最も有名なパッセージとそのトランスクリプトを参考のために掲載しておく。

 

 

パラグラフ1

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

パラグラフ2

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

パラグラフ3

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

パラグラフ4

(コントローラーが見えない方はこちら

 

 

 

KHシステム入門編のトランスクリプト

 

 

K/Hシステムにおける訓練手順

 

 

1  総合的聞き取り能力の現状把握

 

2  音をつかむ力

 

3  意味をつかむ力

 

4  音と意味の一体化

 

5  高度な英語力を目指した補強訓練

 

 

K/Hシステムのこの基本的なアプローチは、

本当の意味で「使える英語力」を身に付ける唯一の方法といってもよい。

 

 

まず、1 出発点を見極めるための現状把握

 

 

そして、2 英語の音のみにフォーカスした訓練

 

 

この段階で、英単語または英語のかたまり(ゲシュタルト)とそれに対応する音を紐付けるスキルを磨く。

 

 

 

英語特有のリズムやイントネーションに慣れることが目的。

 

 

 

次に、3 英語の意味を自分の中に落としこむ訓練

 

 

聞こえてきた音をイメージや身近な言葉に置き換えて、理解すること。

 

 

 

そういう理解の仕方に慣れること。

 

 

 

最後に、4 音と意味をリンクさせる訓練

 

 

前の2ステップを踏まえて、音から直接、意味に繋げること。

 

 

ここでは、スピーカーのスピードについていくことが主眼となる。

 

 

英語の語順で文頭から意味をつかんでいく。

 

 

英語を英語で理解する感覚を身につける。

 

 

これらのスキルを身に付けることで、

「正しい理解のフォーム」にスピードという要素が加わる。

 

 

 

 

その後は、5 個々のウィークポイントを補強するための個別訓練をこなしていく。

 

 

 

ウィークポイントの例としては、

 

 

監視や単数複数の感覚の強化

 

 

時制の感覚の強化

 

 

構文意識の強化

 

 

英文のロジークパターンの感覚の強化

 

 

などが挙げられる。

 

 

以上、この5ステップがK/Hシステムの基本手順となる。

 

 

そして、これらの訓練の基本となる方法が、「シャドーイング」である。

 

 

シャドーイングとは、簡単にいえば、

テープの音を聞きながら、ほぼ同時にその英語を自分で言いながら、「影」のようについていく作業のことだ。

 

 

例えば、練習中の地声で恐縮だが、

入門編に収録されているパッセージの第二パラグラフをシャドーイングすると、こんな感じになる。

 


 

 

 

上記のサイクルを同じ文章で何度も(数百回)繰り返すことで「正しく英語を理解する回路(フォーム)」が完成していく。

 

 

まさしく「体得」といった感じだ。

 

 

前回解説した30日間英語脳育成プログラムで採用されているアプローチも

基本的には、この経路をたどっている。

 

詳細はこちら

⇒ 30日間英語脳育成プログラムを使って、英語脳を確実に育成する方法

 

以上のことから、

英会話力を身につける方法というのは、結局一つしかないということが言えそうだ。

 

つまり、「現状レベルの把握」⇒「音の識別力とその体得」

⇒「自分の言葉で意味を理解」⇒「音と意味のリンク」⇒「個別補強」

 

という経路である。

 

KHシステムの教材

 

KHシステムから出版されている学習テキストは、以下の様な3種類ある。

 

 

 

公式ページはこちら

 

全てのテキストでKHシステムの理念に基づいた

「正しい英語の理解のフォーム」をインストールするための訓練素材が掲載されている。

 

 

そして全てに共通して、KHシステムが標榜している以下の様なテクニックを駆使することで、

学習者の英語脳を大きくする工夫がなされている。

 

 

 

・シャドーイング

 

 

・リテンション

 

 

・スラッシュ・リーディング/スラッシュ・リスニング

 

 

・やまと言葉落とし

 

 

・ノートテイキング

 

 

・ロジックパターン

 

 

紙面の関係でこれらのK/Hシステムのテクニックの特徴やメリットを全て書くことは難しいが、

 

入門編一冊さえあれば、半年から一年は、英語の学習に事欠かないほど、

密度の濃いメニューが詰まっている。

 

 

将来、長期的な視野で「本当に使える英語力」を身につけたい人は、

是非実際に手に取ってみることを強く勧める。

 

 

 

 

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【今年もよろしくお願いします】から紐解く発信型英語のコツ

 

 

今年もよろしくお願いしますという表現を英訳しようとすると、

なかなか骨が折れるのではないだろうか。

 

 

 

しかし、日本人ならば、年初の挨拶で「今年もよろしく」という気持ちを伝えたいとうのは、

当然の感情だ。

 

 

 

仮に、外国人の友人に送る年賀状で

「今年もよろしくお願いします。」という意味のメッセージを添えたい場合、

あなたなら、どう書くだろうか。

 

 

 

 

辞書やgoogleなどの検索エンジンで調べていくと、

大概、以下のような表現が見つかる。

 

 

 

I look forward to  seeing  you again this year.

 

 

I’ll hope we will have fun together.

 

 

 

適当な訳が見つかって、安心するのはいいが、

よくよく吟味するとこの問題には英語の発信力を磨く上で意外と大きな課題が隠れている。

 

 

 

曖昧な日本語を英語に訳すためには

 

 

「よろしく」という言葉を英語にしにくいのは、

「何を頼んでいるのか?」が曖昧だからだ。

 

 

 

通常の日本人であれば、

「今年もよろしくお願いします」と言われたら

「何をよろしくお願いしたいの?」と疑問に思うことはまずないだろう。

 

 

 

「よろしくお願いします」という曖昧な表現で通ってしまうのが、

日本の文化なのだ。

 

 

 

 

従って、英語で「今年もよろしく」ということを言いたいのであれば、

その日本語に含まれている「曖昧さ」を取り除くために

「何をよろしくお願いしたいのか」を明確にしないといけないのだ。

 

 

 

 

つまり、どのような動作や行為が隠れているのかを明確する必要がある。

 

 

 

例えば、

 

 

今年もたくさん楽しい時間を過ごしましょう

 

 

今年も遊びに来てください。

 

 

今年もいろいろと教えて下さい。

 

 

今年も一緒に仕事ができるのが楽しみです。

 

 

今年も一緒に飲みましょう。

 

 

 

などなど、どんな動作・行為なのかを具体的に考えるみることが大事だ。

 

 

 

英語という言語では、動作を表現することが非常に大切である。

 

 

それは、動詞が英文の骨格を決めるという英語の性質を踏まえれば当たり前のことだが、

この点を意識するだけでも格段に英語が出やすくなるはずだ。

 

 

 

社会人英語は、このように頭を少し捻ることで

どんどん発信型の英語力が高まっていく。

 

 

 曖昧な日本語の例

 

 

「今年もよろしくお願いします。」の他にも、

英語に訳しづらいあいまいな日本語は、たくさんある。

 

 

 

諺などは、その最たる例だが、

 

 

 

例えば

 

 

「彼は冷静だ。」

 

 

 

という日本語はどうだろうか。

 

 

 

He is calm.

 

 

He is a calm person.

 

 

などと言えるが、仮にここで“calm”という形容詞をどうしても思い付かなかったら、どう言うべきか。

 

 

この場合は、「彼は冷静だ」という日本語を別の日本語で言い換えてから、

英訳することが一つのポイントになるが、

(このポイントについての記事は、暗記だけでは英語を話せるようになれない3つの理由 の最後の部分)

言い換える際に、彼の動作や行為を考えみることが大事になる。

 

 

 

 

「彼は冷静だ。」という発言の裏には、彼の何らかの行動があるということだ。

 

 

 

「彼が冷静だ。」と人から言われるような、そういう何らかの行為があるはすだ。

 

 

 

 

例えば、

 

 

人前で感情を顕にするようなことがない

 

 

いつも行動する前にしっかりと考えている

 

 

大きな地震があったのに1人だけ動じなかった

 

 

といったことがあり、それが元で「彼は冷静だ。」という発言に繋がっている。

 

 

従って、「彼は冷静だ」という日本語は、例えば、

 

 

He doesn’t show emotions very often.

(感情を出すことがあまりない。)

 

 

 

He thinks before he acts.

(行動する前に考える。)

 

 

 

He acted as if nothing had happened.

(何事もなかったかのような振る舞った。)

 

 

など、多様な英語で表現できる。

 

 

 

 

 

「冷静」などといった言葉は、非常に便利ではあるが、

そういった言葉に頼ってばかりいると、本当の表現力はなかなか身につかない。

 

 

 

「冷静」という言葉は、便利であるがゆえに、非常に曖昧な方言でもある。

 

 

 

英語で表現力を身につけ、そして発信型の英語力を強化していくためには、

「具体的な動作」を表現する力をつけることが大事だと思う。

 

 

 

もちろん、そのためには、英語の動詞がもつ語義やコアとなるイメージを

一つ一つ押さえなければいけない。

 

 

日本語と英語を一対一の対応で覚えるのではなく、

多対多の視点で、柔軟な発想力をつけることが社会人向け英語学習の柱となるだろう。

 

 

 

他、英語動詞に関する重要なポイントは以下の記事にまとめたので、参考にしてほしい。

 

句動詞put on の使い方から暴く社会人向け英語学習の例

 

 

動詞に宿るダイナミックさをじっくり感じてもらうための2つの例文

 

 

 

 

 

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英語学習における目的地・手段・現在地の関係

 

 

大学や高校を卒業して、社会人になり数年たち、

仕事の都合や趣味などで英語をもう一度勉強する必要が出てきたとする。

 

 

あなたは、何から始めるだろうか。

 

本日は、英語学習の思わぬ落とし穴について、説明する。

 

 

今日の英語学習の方法について

 

 

英語学習には、沢山のカードが用意されている。

 

 

 


英語の学習手段 

 

 

どれを選ぶかという問題になるが、

 

一般的には、まず書店やウェブで情報収集する。

 

 

 

その上で、自分の目的を改めて考えてみて、その目的に沿ったカードを切るだろう。

 

 

例えば、

 

海外旅行を楽しいものにしたいなら、

旅先で使いそうな表現が載っている本を読んだり、英会話教室に通う。

 

 

 

海外出張先で英語でプレゼンや商談をしなくてはならないのなら、

英語のスピーチの練習やリスニング力を鍛えたりする。

 

 

 

TOEICのスコアを上げたいのなら、TOEIC関連の参考書を探す。

 

 

 

 

英語のビジネスメールを早く正しく書けるようになりたいのなら、

ライティング力やボキャビルを強化するだろう。

 

 

 

はたまた、外国人と結婚して、海外に移り住みたいという希望があるのなら、

英語で自己アピールしたり、楽しく会話するコツを勉強するかもしれない。

 

 

 

この手段を選ぶ際に、一番気をつけなければならないことがある。

 

 

 

多くの英語学習本やサイトでは、

英語をやる目的をはっきりさせることの重要性を一生懸命説いている。

 

 

 

「あなたは、何のために英語を勉強するんですか? まず、そこを明確にしましょう」

 

 

 

おそらくあなたもこのような趣旨のアドバイスは、何回かきいたことはあるだろう。

 

 

 

確かに、目的を決めることは重要だと思う。

 

 

目的がないと、やる気が先細り、継続する推進力が生まれにくい。

 

 

その通りだ。

 

 

 

 

しかし、その目的を達成するための手段が問題だ。

 

 

 

英語学習には、上記のカードの如く、沢山の選択肢がある。

 

 

とりわけ、インターネットが発達した今日では、なおさらだ。

 

 

多くの英語勉強ノウハウや学習参考書を見ても、

この手段の選び方については、結構、そっちのけのような印象が残る。

 

 

 

 

目的を持つことの重要性多くの学習手段があることは分かった。】

【それじゃ、私は何をするべきなのか。】

 

 

 

 

この疑問にきちんと真正面から答えているサイトや書籍が圧倒的に少ない。

 

 

だから、多くの学習者は、企業の宣伝や他人の体験談、アフィリエイターの押し売りに乗せられて

効果のありそうな英語教材を直感的に選んでしまう。

 

 

現在地を把握する必要性

 

 

目的を達成するための手段を選ぶとき、

最も考えなくてはいけないことは、

企業の宣伝や他人の体験談、アフィリエイターのランキングなどではない。

 

 

 

自分がどのレベルにあるのかということだ。

 

 

 

今、自分の英語力がどの程度あるか、すなわち自分の現在地に関する情報だ。

 

 

これを知っておかないと、必ずといっていいほど、目的は達成できない。

目的に近づくどころか、遠ざかってしまうおそれもある。

 

 

例えば、あなたが今、イギリスのマンチェスターに行かなければならないとする。

マンチェスターユナイテッド 

 

さて、どうやって、行くだろうか。

 

 

 

・・・・

 

 

 

「飛行機にのって行くに決まっている!」

 

 

 

というかもしれないが、それは、あなたが今日本にいる場合の話だ。

 

 

 

仮にあなたが、マンチェスターの隣町のシェフィールドという街にいるならどうか。

わざわざ飛行機に乗る必要はないだろう。

 

 

 

英語学習にも同じことが当てはまる。

 

 

 

自分の現在の実力を頭に入れておかないと、

その現在地から目的地に向かうための手段を取り違えるおそれが出てくる。

 

 

「TOEIC400点持っているけど、英語が話せない」人と

「TOEIC800点持っているけど、英語が話せない」人とでは、

持っている英語力が異なるので、当然やるべきことも異なってくるはずだ。

 

 

 

さらに気をつけなければいけないことがある。

 

 

 

 

現在地と目的地がはっきりしたからといって、

必ずしも正しい手段に行きつけるとは限らない。

 

 

多くの人は、できるだけ少ない費用と時間で目的を達成しようとするあまり、

目的地へ直行する便に乗ろうとしてしまう。

 

 

 

しかし、よく考えてみると、仮にあたなが、国際ハブ空港から遠く離れた離島に住んでいるとしたら

マンチェスターに行くためにはまず、最寄りの空港に行かなければいけない。

 

IMG_0001

 

 

さらにそのためには、最寄りの駅まで何らかの手段でたどり着かないと始まらない。

 

 

 

 

従って、まず自宅から一歩出た時の移動手段から1つずつ決めていく必要があるのだ。

 

 

 

自宅から、一気にマンチェスターに向かうジェット機のようなカードがあれば

それに乗ればいいのだが、そんな都合のよいカードは、ほぼないだろう。

 

 

ジェット機カードが「英会話教室」だとすると、

「旅先で英語で楽しいコミュニケーションをする」という目的のために

いきなり英会話教室に通うという手段が正しいとは限らない。

 

 

 

もちろん、それが最短の道のりである場合もあるだろうが、

そのことを認識するためには、まず自分は何をしなければいけないのか(手段)を

自分の現在の実力と相談しながら、

慎重に決めていかないといけない。

 

 

これが、今後の英語学習計画の成否に直結してくるからだ。

 

英語学習の目的地現在地手段 

 

 

 

 

 

 

英語学習における目的地と手段と現在地の関係について話してきたが、

この関係については当ブログ開設当初からキーコンセプトにしようと考えていた。

 

 

ブログタイトルの一部である、勉強法ナビマップ

 

 

 

 

このネーミングも、英語学習の指針になるようなコンテンツを公開していこうという想いを込めて、

つけたものだ。

 

 

 

 

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